● 「新しき天使」を鑑賞する旅 参加者募集!
2008年 5月29日−6月4日 スイス、クレー鑑賞旅行会
5月下旬からスイス、ベルンのパウル・クレー・ンターで開かれる特別展「失楽園−天使の眼差し」に幻の作品『新しき天使』(1920年作)が出品されます。この絵は歴史哲学者ヴァルター・ベンヤミンがミュンヒェンの画廊で購入して以来、長く所蔵していたもので、ベンヤミンが亡くなってから所在不明となり幻の作品と呼ばれていました。現在、この絵はイスラエル美術館に展示されており、エルサレムに行かなければ観ることはできません。その作品がクレー・センターに展示されることになりました。但し、展示期間は5月30日の同展オープニング・レセプションから6月4日までの6日間のみ。
ベンヤミン旧蔵のこの作品を観ることは、大半の方にはおそらく一生に一度の機会です。この機会に、日本パウル・クレー協会では、「新しき天使」を鑑賞する旅行会を企画いたします。5月29日に成田を出発、クレー・センターの同展オープニングに出席した後、ティンゲリー美術館(バーゼル)、オスカー・ラインハルト・コレクション(ウィンタートゥール)、ルツェルン、温泉保養地バーデン(温泉に浸かって集中美術セミナーを予定)、チューリッヒなどをゆっくりと回って6月5日(木)に帰国の計画です。
ベルン2泊、バーデン1泊、ルツェルン1泊、チューリヒ2泊、いずれも5つ星、4つ星クラスのホテルをご用意しております。(下記参照)
参加ご希望の方は、電話、ファクス、メールいずれかでクレー協会までお問い合わせください。
日本パウル・クレー協会 新藤 信 / 林 綾野
113-0022 東京都文京区千駄木3-46-1-302
Tel./Fax 03 5685 2528 shindo@paul-klee-japan.com
5/29(木) 東京(成田)発チューリッヒ着 → ベルン泊
5/30(金) ベルン、クレーセンター見学 展覧会オープニング出席 ベルン泊
5/31(土) ベルン→バーゼル→バーデン泊
ティンゲリー美術館、バイエラー財団など見学、ホテル着後、集中レクチャー
6/1(日) バーデン→ウィンタートゥール→ルツェルン泊
オスカー・ラインハルト・コレクションなど見学
6/2(月) ルツェルン →チューリッヒ泊
6/3(火) フリー(美術館案内あり) ※オプション:オペラ鑑賞
6/4(水) チューリッヒ発
6/5(木) 東京(成田)着 到着後、空港にて解散
参加費: 460,000円(一室2名使用・シングルユースは85,000円加算)
ビジネスクラスは410,000円追加となります。
※いずれの場合も空港税30,050円が別途かかります。
ミニマム参加人数10名以上の料金です。満たない場合は多少変動します。 |
● Cafe Kleeのご案内
2008年5月11日(日)12:00〜15:00
2月の「クレーの食卓」に引き続き、食のイベントを開きます。前回、男性の参加者がいらっしゃいませんでしたので、今回は一緒にお料理を作るのではなく、Cafe
Kleeとしてこちらでご用意します。是非、お
料理を召し上がって戴きながら、クレー談義のひとときを過ごして戴ければと思います。参加ご希望の方は、協会までメール、電話、Faxにてお申し込みください。(先着10名)
会場 「無尽」港区南青山6-3-13 Tel. 03-3498 3717
会費 6,000円 ショートレクチャー+クレーの料理 |
● 2008年事務局便り
会員さんへお送りしたお便りです。会員以外の方でバックナンバーご希望の方は、事務局までお知らせください。
・1月12日 事務局便り 2007年のご報告など
・3月4日 事務局便り 臨時号 スイス旅行会のお知らせ
・4月9日 事務局便り
春入会会員更新のお知らせ、バウハウス展ご案内など |
● 「クレーの食卓」イベント“KLEE’S KITCHEN”
去る2月23日(土)クレーの食卓をテーマにしたイベントが開かれました。
クレー協会事務局ではこの秋の出版を目指して『クレーの食卓』という本を準備中ですが、本の課題となるクレーの食生活を一度再現してみようという試みです。
当日はクレー協会会員のみなさまや出版社関係のゲストにご参加いただき、午後1時から夕方まで長時間の催しとなりましたが、たいへんご好評を得ることができました。この場を借りて、参加者とゲストのみなさまに心から御礼を申し上げます。
息子のフェリックスが回想しているようにパウル・クレーは大変な整理魔で、およそ20年間にわたって詳細な日記を付けていたことはみなさまもよくご存じですが、多くの手紙、バウハウス教授時代の講義録、詩稿、メモ類など、数えきれないほどの文書を残しています。そのなかのひとつ1935年のメモは、1月1
日から約二カ月のあいだ、その日クレーが何を食べ、何を作り(料理)、ヴァイオリンで何を演奏したか、感想や意見などはいっさい述べずに、ただそれだけを箇条書きにして記述しています。
『クレーの食卓』出版の企画は、このメモのことを長いあいだ気に掛けていたクレー協会キュレイター林綾野の発案によるものですが、彼女はクレーのメモを手掛かりに、実際に何度も料理の試作を行ってきました。
当日は、事務局長新藤信のショート・レクチャー「クレーの市民生活」、林の「クレーのメモについての説明とレシピ解説」を前置きにして、参加者・ゲスト一緒になってお料理を作り、一品一品を味わいました。もちろんクレーの時代に入手できた食材や道具は現在とはいささか異なるもので、実際にクレーが作って食したものとは違っていますが、昨年、スイス・ドイツの食料品店や市場を訪ねて調査を重ねてきた林は、それらを踏まえて当日のメニューを考えました。
・ チコリのサラダ(1935年1月7日、8日)
・ ヤマドリ茸のリゾット(1月26日)
・ 鱈のアクア・パッツァ(1月18日、2月1日)
・ デザート
会場を貸してくださったのは工藤高子さん。私どもの友人で、編集プロダクションを経営する傍ら、夜は南青山で「無尽」というお店を開いています。(21:00〜25:00
Tel.03-3498-3717 土・日休み)
お陰さまでイベントは盛況のうちに終わりました。またこのような機会を作って欲しいというお声も聞かれます。当日ご都合がつかずに残念な思いをされた会員の方も多くおられました。出版は出版として楽しい『クレーの食卓』を作りたく思いますが、むかしから「食」にこだわる画家や音楽家は数多く、今回のイベントをきっかけに、クレーだけではなく芸術家たちの食卓をテーマに同様な会を計画してみようかとも考えています。
今回参加できなかったみなさまには、是非、次回の企画をお待ちいただきたく思います。 |
● バウハウス・デッサウ展
4月下旬から東京藝術大学大学美術館(上野公園)で「バウハウス・デッサウ展」が始まります。かつてクレーが教えていた総合造形学校バウハウスにちなんだ展覧会です。当協会も後援として参画しました。バウハウスは第一次世界大戦後のドイツで、当初ヴァイマール市に設立されましたが(1919年)、当時の政治情勢のため1925年デッサウ市に移されました。ここに校長グロピウスは校舎と教員用住宅を建設、ナチスの台頭によってふたたび移転さらには閉校に追い込まれるまでのバウハウス黄金時代を迎えます。
この展覧会は、現在、都市工学の実践的な活動を行っているバウハウス・デッサウ財団が所蔵する資料によって構成されています。昨年、クレー協会研修旅行でも当地を訪れました。
当協会の林キュレイターは、以前、東京大学駒場博物館で開催された「バウハウス展」の制作に参加しましたが、以来デッサウ・バウハウス財団とは親しく行き来をするようになり、今回の展覧会にもデッサウ時代のクレーの資料などを提供しました。みなさまお誘い合わせのうえ、是非、東京藝術大学大学美術館へお運びください。
バウハウス展 オフィシャルHP
http://www.bauhaus-dessau.jp/ |
● 「クレーの詩 クレーの音楽」谷川俊太郎vs新藤信
来る10月21日(日)東京・八重洲のブリヂストン美術館ホールで、詩人・谷川俊太郎をゲストに招きイベントが行われます。「クレーの詩
クレーの音楽」と題し、第1部はクレー協会事務局の新藤信がクレーと音楽をテーマに小講演(45分)、第2部では谷川俊太郎が新藤信との対話のなかで、谷川の詩集『クレーの絵本』『クレーの天使』のなかから自選の詩を朗読します。チケットはすでに売り切れていますが、会期直前に問い合わせればひょっとして入場できるかも知れません。【ブリヂストン美術館:(03)3563-0241】 |
● 新刊『クレーの旅』(平凡社コロナ・ブックス 1,600円+税)
 クレー協会の編集によるクレー書籍第4弾!昨年2月刊行の『クレー
ART BOX』(講談社)に続いて新しい本ができました。(9月25日発売)1914年春、クレーが二人の友人画家マッケ、モワイエとチュニジアへ旅したことはよく知られていますが、クレーにとってはターニングポイントと言われるこの旅の詳細を、彼の『日記』をたどりながら振り返ります。しかし何といってもこの本の特別な魅力は、パウル・クレー・センター財団研究員として長年スイスで研究を続けてきた奥田修とのロング・インタヴュー。クレーの創作の秘密を分かりやすくお話しいただきました。
『クレー ART BOX』とあわせてご愛読ください!
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● チュニジアへの研修旅行 いよいよ出発!
武蔵野美大校友会との共同企画による研修旅行もこれで3回目を迎えます。北アフリカ、チュニジアは美しい海と変化に富んだ風景の景勝地。クレーたちの旅の跡を追いながら、彼らが目にしたアラビア世界を訪ねます。格好のガイドブックになるはずだった『クレーの旅』の出版が出発までに間に合わなくて残念です。今回参加できなかったみなさんは、是非『クレーの旅』を見ながらバーチャル旅行をしてください。 |
●三つのバウハウスを訪ねる旅
2007年2月26日から3月5日の日程で「三つのバウハウスを訪ねる旅」を行いました。クレー協会が企画する研修旅行としては、昨年秋の旅行に続いて二度目になります。ただし今回は、7名の参加者で家族旅行のような規模でした。クレーの生涯を逆にたどるような行程で、ベルリン、デッサウ、ヴァイマール、ミュンヒェンとドイツの北から南へと移動しました。バウハウスがベルリンに移ったとき、クレーはすでにバウハウスを退職していましたが、ベルリンのバウハウス博物館には興味深い資料が多数展示されていて、主任研究員のクラウス・ヴェーバー博士から丁寧なご説明をいただきました。デッサウ・バウハウスでは近年、グロピウスの設計による校舎、職員住宅が見事に再現され、これらを見学したあと、同財団研究員トルステン・ブルーメ博士のご案内でデッサウ市内に残るバウ
ハウス関連の建築物を訪れることもできました。その後、ドレスデンを経由してヴァイマールへ。ゲーテとシラーの街として知られるヴァイマールにもバウハウス博物館がありますが、ここも期待以上の展示内容で、中身の濃いバウハウス漬けの研修旅行になりました。
ミュンヒェンはクレーが修業時代を過ごした美しい街ですが、彼が住んでいたアパートを訪れたとき、突然、大粒の雹が降ってきてびっくり。ピナコテーク群、レンバッハハウスと多くの美術館を限られた時間で巡るのは大変でした。
その後、一部の参加者はベルンへと足を延ばしてクレー・センターを訪れました。
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●パウル・クレー・センター
Zentrum Paul Klee
2005年6月に開館した「パウル・クレー・センター」は、スイスの首都・ベルンの郊外、シェーングリュンの丘に建てられています。ベルン中央駅からはバスで15分ほどの距離にあり、晴れた日には遠くベルンアルプスを望む景勝の地です。イタリアの建築家レンツォ・ピアノによって設計された建物は、豊かな牧草地の風景によく解けあって、三つの丘をイメージしたデザインは高い評価を受けました。
クレーの各時代の作品を展示する常設ギャラリーのほか、特別企画展も年3回程度開催されています。「こども美術館」では、大人も対象にしたワークショップが連日開かれ、オーディトリアムでは音楽会も盛んにおこなわれます。 センターのプログラムはウェブサイトで詳しくご覧ください。
●パウル・クレー・センター
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●2006年研修旅行
8月28日から9月3日までの旅程で、スイス国内のクレー・
コレクションを訪ねる研修旅行が行われました。チューリヒ美術館、ローゼンガルト・コレクション(ルツェルン)、
クレー・センター、ベルン美術館、バイエラー財団(バー
ゼル)、バーゼル美術館など、代表的なクレー・コレクションを堪能し、クレー・センターでは奥田修氏(同センター研究員)によるセミナーも開かれました。旅行の前半は思わしくない天気が続きましたが、ベルン滞在中のフリーデイ、抜けるような青空の好天に恵まれ、クレーがたびたび訪れたトゥーン湖畔の村ベアーテンベルクへのオプショナル・ツアーにも多くの方が参加されました。協会では、今後もクレーに関連する研修旅行会を企画していきます。
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●『クレーの日記』新訳を出版!
クレーの子息フェリックス・クレーによって出版された『クレーの日記』は、1961年に邦訳(新潮社、絶版)が出版されて以来、ロングセラーとして多くの愛読者を魅了してきましたが、このたび、当協会の編集協力によって新訳の出版(中央公論新社)が計画されています。翻訳は『クレーの詩』(平凡社コロナブックス)でヴィヴィッドな訳を披露した高橋文子さん、長年スイスで研究に携わってこられたクレー・センター研究員奥田修氏が監修します。新たに図版を選定し直し、クレーの修業時代をつぶさに伝える名著『日記』をふたたび世に問うべく、2007年秋の出版を目指して編集を進めています。また、その機会にはクレー・センターとの共同企画による日本での展覧会も計画したいと思います。
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